- 個人ブログでも企業サイトに勝てるポイントが知りたい
- 個人でブログを運営しているが、企業サイトに勝てなくて困っている
- 個人でブログを運営したいと思っているが、本当に稼げるのか不安
今回は個人ブログが企業サイトに勝つために、差別化する5つのポイントを解説します。
まず前提として、企業サイト全盛の時代で個人ブログが生き残る戦略は、次の3つしかありません。
- YMYLほか、企業が絶対勝つジャンルを選ばない
- 企業サイトがいないジャンルでブログを運営する
- 企業サイトと差別化する
この3つを大前提とした上で、今回は「③企業サイトと差別化する」ためのポイントについて解説するので、その点をご理解ください。
今回のポイントはブログだけでなく、個人ビジネス全般で共通する考え方でもあるので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、個人ブログのジャンルの選び方については、「個人ブログのジャンルの選び方!「XとYの法則」で稼げるネタを見つけ出せ!」で解説しているので、こちらをご覧ください。
高田(管理人)
ブログ歴7年のベテラン。2015年にうつ病で会社を退職後、一念発起して独立。趣味はサッカー、将棋、自転車旅。アフィリエイト最高月収890万円。
1.企業サイトの強みとは?
個人ブログが企業サイトと差別化するためには、まず企業サイトの強みをしっておかねばなりません。
個人に対する企業の強みとは、つまるところ「リソースが多いこと」に尽きます。企業は個人よりも多くの「人」「物」「金」を使うことができます。
したがって、企業サイトの強みとは、
- 記事を大量生産できる
- 網羅性の高いブログを早く作れる
- クオリティにバラツキがない記事を書ける
個人だったら1年ぐらいかけて作るぐらいのボリュームのブログを、企業が10人体制で組織的に作れば、1カ月で作れてしまいます。
だから、個人が量や網羅性で勝負したら、企業サイトに絶対に勝てません。個人ブログは企業サイトの強みを逆手に取る必要があるのです。
そのポイントは、「身軽さ」「自由」属人性」です。
2.個人ブログが企業サイトと差別化するためのポイント5つ
個人ブログが企業サイトに差別化できるポイントは次の5つです。
- ニッチなジャンル
- 利用者目線
- 忖度しない
- 熱量
- SNS集客
一つずつ見ていきましょう。
①ニッチなジャンル
企業は市場規模が小さいニッチなジャンルには基本的に手を出せません。
例えば、企業は従業員に給料を払ったり、オフィスの賃料を払ったりする必要があるので、固定費も変動費も大きい。
だから、月数十万円ぐらいの小さなビジネスを真剣に追うわけにはいきません。そんなところにリソースをかけていたら、会社が潰れてしまいます。企業はどうしても市場の大きいところ、売上規模の大きいところに優先順位を置かざるを得ませんよね。
個人なら月3万円の規模でも手を出せる
一方、個人なら月50万円の売上でも十分。なぜなら、自分だけ養えればOKだから。
もっと言えば、月3万円ぐらいのビジネス規模でも個人なら手を出せます。さすがにこれだけでは生活できませんが、別の本業があればどうでしょう。
副業で月3万円のお小遣いがもらえるなら、嬉しいですよね。
また、えらいてんちょうさんの書籍『しょぼい起業で生きていく』で提唱されいるように、月3万円稼げるビジネスを10個作ったら、月30万円稼げます。贅沢はできませんが、一人で生きていくにはこれで十分でしょう。
このように、企業サイトは売上規模の小さいジャンルには手が出せない一方、個人ではガンガン攻めていうけるわけです。
企業サイトが捨てているニッチなジャンル、ニッチなキーワードを取りに行きましょう。
②利用者目線
多くの場合、企業サイトは雇われた従業員や外注ライターが記事を書いています。
雇われて記事を書く人には、当然、締め切りがあります。締切があると言うことは、たとえレビュー記事でも、十分な使い込みをしないでレビューせざるを得ません。
だから、企業サイトの記事は、どうしても内容が画一的で一般的な主張になりやすい傾向があります。
一方、個人の場合は、自分がよく使っているもの、長く使ったものだけを選んで、レビューしたり解説したりできます。
例えば、
「スキーが趣味の私が3年使い倒してわかったアクションカメラ【go pro heroシリーズ】の良い点、微妙な点」
みたいな記事は、企業サイトではなかなか難しいでしょう。
でも、個人なら全然書けるし、徹底的に利用者の目線にたった評価ができますよね。
私は住宅メーカー勤務時代、そのメーカーの家に住んだことがないのに売っていた
考えてみれば、世の中の商品って、従業員は使ったことがないのに、売っていることって意外と多いんですよね。
例えば、私は会社員時代に住宅メーカーに勤めていましたが、自分は住んだことがないのに、「この家良いですよ」と営業していたわけですから(笑)
一度も使ったことがない従業員の営業トークより、実際の利用者の声をみんな聞きたいですよね。
ブログも同じで、徹底的に理評者目線になれるところに個人の強みがあります。
③忖度しない
企業サイトは、別の主力商品があって、主力商品を売ったり認知するための集客手段の一つとして、サイトを運営している場合が多いですね。
例えば、レンタルサーバー会社のエックスサーバー社は、WordPressやブログのノウハウを紹介するサイトを運営しています。が、エックスサーバー社のサイトで、「おすすめのレンタルサーバーランキングBEST5」みたいな記事は、基本的に書けません。
なぜなら、自社のレンタルサーバーを1位にせざるを得ないし、「おすすめのレンタルサーバーランキングBEST5」で自分の会社を1位にしているって、メチャクチャ嘘くさいじゃないですか。
一方、個人ブログは、企業のような縛りがありません。誰にも忖度することなく、ポジティブな意見もネガティブな意見も自由に発信できます。
読者が求めているのは、「忖度しない本当の評価」であり、それができるのは個人なんですよね。
だからこそ、個人メディアは忖度したらダメ。確かに悪いことは言いづらいですが、強い気持ちをもってメリット、デメリットをしっかり伝える姿勢が大切ですね。
④熱量
繰り返しになるが、企業サイトは雇われた人が仕事として記事を書いています。そこには期限があったり、他に抱えている多くの仕事があったりします。
だから、どうしても“仕事を回す”という感覚で記事を作りがちなんですよね。
上司や会社からの評価を気にするから、怒られたくないし、思い切ったことができない。そのため、“無難でそれなりに良い記事”は作れるけど、それ以上のものは作れません。
筆者の熱量は読者に伝わる
一方、個人なら自分の情熱やこだわりのすべてを記事に反映できます。
特に、自分の趣味や好きなことでブログを運営している人は、記事を書いているだけで楽しい。だから自然と熱量の高い記事になっていきます。
筆者の温度感って読者に伝わるんですよね。
例えば、私は自転車が趣味です。だから、自転車に関する記事を読んだだけで、その記事の筆者が自転車のことを本当に好きなのか否か、だいたいわかってしまいます。
こうした熱量の強さは、個人ブログにしか出せない味ですね。だからこそ、「自分の好きなジャンルでブログを運営すること」は大切です。
好きだから熱量を出せるし、好きだから続けられるんです。逆に言えば、個人ブログは熱量とこだわりを強く持って、それを前面に押し出さないと埋もれてしまうでしょう。
⑤SNS集客
そもそも、SNSは個人が有利な場所ですよね。
個人のSNSがもつ
- スピード感
- 近さ、親しみやすさ
- 柔軟性
- リアルなコミュニケーション
などは、企業ではなかなか出せません。
だからこそ、個人ブログはSNSを集客手段として使うのが有効です。特にTwitterは、文字を主体としたSNS。ブログとの相性が良いからおすすめですよ。
3.【具体例】私が企業サイトと差別化するために行ったこと
最後に私が企業メディアと差別化を図るために行ったことを一つ紹介します。それは、「人との会話」や「行動」を取り入れたことです。
例えば、「東京のおすすめ○○喫茶」みたいな記事を書くとします。
こうした記事の場合、企業サイトは
- 各店舗の概要
- 特徴
- 写真
- 口コミ
などを書いて終わりですよね。なぜなら、これ以上やるのは面倒だし、コスパ悪いからです。
でも、個人なら○○喫茶のオーナーと話をして、その会話の内容を記事にすることもできますよね。
お店の人の声があった方がリアルで臨場感が出ます。でも、こういうのってかなり面倒くさいし、時間もかかるから、企業はやりたがらないんです。
私は「人」「会話」「行動」を前面に押し出すことで、企業サイトと差別化していました。
個人ブログの強みを知ったら、ブログのジャンルを決めていきましょう。ジャンルの選び方は下の記事で詳しく解説していますので。こちらもチェックしてみてください↓↓
まとめ
今回は個人ブログが企業サイトと差別化するためのポイントについて解説しました。
- ニッチなジャンル
- 利用者目線
- 忖度しない
- 熱量
- SNS集客
この5つは、個人ブログを運営する上でとても大切なポイントです。ぜひこれらを意識してブログを運営してほしいですね。
なお、個人ブログ初心者の方が陥りやすい失敗パターンについて、下の記事で解説しているので、こちらをご覧ください
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