- ブログが弱い時でもアクセスを集めやすいキーワード選定のコツ
- スモールキーワード、マイクロキーワード戦略のポイント
- ライバルが弱いキーワードの探し方
ブログを始めた当初は、アクセスがまったく来ませんよね。ターゲットを決めて、キーワード選定をして記事を書いているのに、まったく上位表示されないし、アクセスも集まらない。虚しくなります。
実はキーワードには狙う順番があり、順番を間違えると、永遠にアクセスが集まりません。
そこで当記事では、始めた当初のブログが狙うべきスモールキーワード・マイクロキーワード戦略のポイントを紹介していきます。
この記事を読めば、ブログの力が弱い黎明期におけるキーワードの選び方のコツを理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、当記事は基本的なキーワード選定方法をご存じの方に向けて書いています。キーワード選定の基本がまだわかっていない方は、「基本の4ステップ!SEOキーワード選定の手順」を参照してキーワード選定の基本を理解しましょう。
高田(管理人)
ブログ歴7年のベテラン。2015年にうつ病で会社を退職後、一念発起して独立。趣味はサッカー、将棋、自転車旅。アフィリエイト最高月収890万円。
1.ブログ初期の方針は「弱者の戦略」
具体的な話に入る前に、ブログ初期の方針は「弱者の戦略」で挑むことを肝に銘じておきましょう。
弱者の戦略は、有名なランチェスター戦略の第一法則で、平たく言えば「弱者が強者に真正面から挑んでも勝てないから、弱者が勝つには工夫せよ」ということです。
具体的には局地戦、一騎打ち、接近戦、一点集中、陽動作戦などがありますね。
この弱者の戦略をまとめて考えると、
- 「勝てる場所で戦え」
- 「勝てない場所で戦うな」
かと思います。
例えば、東京都大田区にある草野球チームが日本一を目指そうと思ったら、いきなり全国大会では戦えないませんよね。まず東京都大田区で一番になって、次に東京都で一番になって、やっと全国を目指せるのです。
ライバルが弱い場所を集中的に攻める
ブログも同じです。
いきなり弱者が強者に挑んでも絶対に勝てません。最初はライバルが弱い場所を集中的に攻めて、一つ一つ攻略していきます。
小さく積み上げていけば、少しずつブログパワーが強くなっていきます。パワーがたまったら、今より少し大きな場所を狙っていく。こうやって一つずつ階段を登っていく以外に道はありません。
今回はキーワード選定についての解説ですが、「弱者の戦略」はブログ運営においても非常に重要な考え方なので、ぜひ心に留めておいてください。
個人で運営するメディアは基本、弱者の戦略で挑むのが正解です。
「弱者の戦略」が腑に落ちて理解できたら、今回のスモール・マイクロキーワード戦略の7割は理解できたも同然です。
次に具体的な話に入っていきますが、サクッと読み進めて実践に移しましょう。
2.ブログ弱者が狙うべきスモールキーワード・マイクロキーワード戦略
キーワードには次の4つの種類があります。
種類 | 概要 | 具体例 |
---|---|---|
ビッグキーワード | ・月間検索ボリューム:1万回以上 ・キーワード数:1語 | 「財布」 |
ミドルキーワード | ・月間検索ボリューム:1,000〜1万回 ・キーワード数:2語 | 「財布 女性」 |
スモールキーワード | ・月間検索ボリューム:1,000回未満 ・キーワード数:2語〜4語 | 「財布 女性 30代」 |
マイクロキーワード | ・月間検索ボリューム:100回未満 ・キーワード数:3語以上 | 「財布 女性 30代 二つ折り」 |
この中で、スモールキーワード、マイクロキーワードから狙っていくのが王道です。
ロングテールキーワード=スモールキーワード
スモールキーワード・マイクロキーワードと似ている言葉に、ロングテールキーワードがあります。
「自分でできる最新SEO対策17のポイント」で解説したように、Amazonなどのネット販売で、「ニッチな商品」の売上がヒット商品の売上を上回る現象のことを「ロングテール現象」と言います。
転じて、大量のアクセスが集まるビッグキーワードよりも、アクセスの小さいニッチなキーワードを狙っていくこと「ロングテールキーワード戦略」と言います。
スモールキーワード・マイクロキーワードも考え方は同じです。
ブログ初期は月間検索数1,000回以下のスモールキーワードを狙っていく作戦です。ただ、最近はジャンルによってはスモールキーワードの競争が激化しているので、さらに小さいマイクロキーワードを狙うのが有効な作戦になっています。
とくにブログ初心者は、マイクロキーワードで小さな成功体験を積みあげていくのがおすすめです。
小さなキーワードを狙うメリットは「検索意図」がわかりやすいこと
検索意図とは、「読者はなぜ検索したのか?」「読者は何を求めて検索したのか?」など、検索した目的のことを言います。
「検索意図とは?種類、調べ方、成約率を具体例つきで解説!」で解説したように、検索意図を把握しないと、読者を満足させる記事をかけません。どこがかゆいのか?わからいのに、背中を掻いているようなものですから。
スモールキーワードやマイクロキーワードは、検索意図が読みやすく、成果につながりやすいのがメリットです。
例を出します。
「キーボード」
この1語キーワードだけでは、キーボードが欲しいのか、キーボードについて知りたいのか、わかりませんよね。そもそも、パソコンのキーボードなのか、楽器のキーボードなのかもわかりません。
では、次のスモールキーワードならどうでしょう?
「キーボード パソコン ワイヤレス」
これなら、パソコンのワイヤレスキーボードを探していることがわかりますよね。検索意図が明確になったので、検索意図に合わせて記事を書けばいいのです。
ブログで狙うべきニッチな市場 = メジャーの中のニッチな分野
キーワード選定についてよくある疑問で、
「ニッチってどのくらいの規模感なのか?わからない」
というものです。
確かにニッチとは相対的なものなので、「これぐらいの規模がニッチ」という明確な定義はありません。
私が思うニッチは2種類あります。
- 市場そのものが小さくマイナーなジャンル
- メジャーなジャンルの中の小さな分野
①市場そのものが小さくてマイナーなジャンル
例えば、「チェイスタグ」というフランス発祥のスポーツがあります。簡単にいうと、20秒間鬼ごっこをする競技です。
めっちゃマイナーですよね。日本でこのスポーツのことを知っている人はほぼいないでしょう。
実際、「チェイスタグ」の1語キーワードの月間検索数は100回〜1,000回。つまり、1語キーワードで上位を取っても、MAXで1000アクセスなんです。日本での競技人口はほぼないから、関連するグッズを狙ったところで、まったく売れませんよね。
「チェイスタグ」というスポーツでブログを作ってキーワードを狙ったとしても、ライバルは弱いかもしれませんが、市場が小さすぎて儲かりません。
②メジャーなジャンルの中の小さな分野
一方、ウォーキングは日本でいちばん競技人口が多いスポーツで、競技者は国民の1/3以上と言われています。
ウォーキングなら、「年代、性別、目的、地域」で分類しても、十分な市場規模、検索ボリュームがあるし、紹介できるグッズのバリエーションも幅広いですよね。
例えば、「ウォーキングシューズ レディース 疲れない 防水」という4語キーワードでも、十分な売上を見込めます。
日本は超高齢社会がますます進行して、高齢者がますます増えていきますから、健康対策でウォーキングはより注目されそうですから、将来性もあるでしょう。
このように、ブログにおけるニッチは、メジャーの中のニッチを狙うのがおすすめですね。
なお、ニッチを狙うのではなく、”キーワードをずらす”ことで、競争せずに成果を上げる方法論もあります。詳しくは下の記事で解説しているので、こちらをご覧ください↓↓
3.スモールキーワード・マイクロキーワードを探す手順
最後にスモールキーワード・マイクロキーワードを探す4つのステップを紹介します。
- ラッコキーワードでGoogleサジェストキーワードを一括出力する
- Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
- 検索ボリュームが1,000回以下のものを抽出する
→競合の強さも確認する
→抽出したらスプレッドシートやExcelに書き出して整理する - 抽出したキーワードを実際に検索してリサーチする
→どんなサイトが上位表示されているか?(ECサイト、企業メディア、個人メディア)
→上位表示されているサイトには、どんなことが書かれているのか?
キーワードの選定の手順の詳細は、下の記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。
まとめ
今回はスモールキーワード・マイクロキーワード戦略について解説をしました。
解説の最初に言った通り、「弱者の戦略」の心構えをもつことが何よりも大切です。弱者の戦略を基本方針として持っておけば、ジャンル選びやキーワード選定、コンテンツ作成のあらゆる局面で応用が効きますので。
ちなみに、キーワードで上位表示させるには、SEO対策をしっかりと施しておくことも大切です。SEO対策のポイントについては下の記事で解説しているので、こちらもご覧ください↓↓
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