基本の4ステップ!SEOキーワード選定の手順【具体例つき】

基本の4ステップ!SEOキーワード選定における4つの手順

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この記事で解決できる問題
  • キーワード選定のやり方がわからない
  • キーワード選定の具体的な手順が知りたい

ブログ記事を書くうえで、絶対マスターしなければならないのが「キーワード選定」です。が、最初はとっつきにくいと感じるのも事実。

でも、一度コツをつかんでしまえば、それほど難しいものではありません。

実際、私も最初は難しいと感じていましたが、キーワード選定の基本をマスターしたことで、運営しているブログで100以上のキーワードが検索1位を獲得できています。(2023年5月現在)

検索順位

そこで当記事では、

  • キーワード選定の基本的な考え方
  • キーワード選定の進め方の手順

について解説していきます。

わかりにくい抽象論ではなく、具体例もまじえながら、なるべくわかりやすく解説していきます。この記事の通りに実践すれば、キーワード選定の基本を学べるので、ぜひ最後まで読んでください。

なお、ブログ記事のテーマを見つける方法については、「初心者必見!ブログ記事のテーマを決める5つの方法」をご覧ください。

また、キーワード選定も含めた最新のSEO対策については、「【2023】自分でできる最新SEO対策17のポイント」をご覧ください。

高田

高田(管理人)認証バッチ
ブログ歴7年のベテラン。2015年にうつ病で会社を退職後、一念発起して独立。趣味はサッカー、将棋、自転車旅。アフィリエイト最高月収890万円

目次

キーワード選定の流れ(全体像)

  • キーワードの候補を洗い出す
  • 候補のキーワードを調べる
  • キーワードの優先順位を決める
  • キーワードをもとに記事を書く

キーワード選定は大きくこの4ステップで行います。まずは全体の流れを頭に入れておきましょう。

キーワード選定をする前にテーマと目的を明確にしよう

キーワード選定をする前にテーマと目的を明確にしよう

キーワード選定を行う前にまずやっておくべきは、「ウェブサイトのテーマや目的」を明確にしておくことです。

  • テーマは何か?
  • どのジャンルで情報発信するのか?
  • ターゲットは?
  • 何を目的にサイトを運営するのか?

これらをまず明確にしましょう。目的やテーマが決まっていないと、キーワード選定もブレてしまいます。

例として、下のような感じのテーマを設定してみました。

(例)ブログのテーマ

  • テーマ:男性向けのガジェット情報をメインとして生活改善情報全般を発信する
  • ジャンル:ガジェット全般
  • ターゲット:首都圏で一人暮らしの30代独身男性
  • 目的:アフィリエイト収入を得たい

一言でいえば、男性が好むガジェット色強めのサイト。イメージとしては、雑誌の「家電批評」や「Get Navi」のような感じを目指します。

この後のキーワード設定の手順も、上記の具体例をからめながら話を進めていきます。

POINT!
  • まず、ブログのテーマや目的、ターゲットを明確にする。

ちなみに、記事のテーマの決め方については、下の記事でも解説しています。

1.キーワードの候補を洗い出す

最初のステップは、候補となるキーワードの洗い出しです。

(1)キーワードを選ぶ目的を考える

キーワードを選ぶ目的を考える

そもそも、なぜキーワード選定をするのか?

目的は「集客」ですよね。キーワード選定は、Googleで検索されるキーワードで上位表示をとるために、キーワードを選定するのです。

来てほしいユーザーに来てもらうことが大切

「集客」について一つ掘り下げて考えると、誰でも彼でも集客すればいいわけではありません。

30代独身男性向けにガジェットの情報を発信しているのに、50代女性の主婦を集めても意味がないですよね。

今回の例でいうと、ガジェットブログの目的は「ガジェットを売ること」であり、ターゲットは「30代独身男性」です。

だから、「ガジェットを探している独身男性」をブログに呼び込みたいわけです。

ガジェットを探している独身男性ならば、

  • 「男 一人暮らし ガジェット」
  • 「買ってよかった もの 男 ガジェット」

などのキーワードで検索上位をとれれば、商品は売れていくでしょう。

ブログのテーマや目的によって狙うべきキーワードが決まる

このように「どんな人に来てほしいのか?」のイメージが明確だと、検索キーワードのイメージがつきやすくなります。

逆にいえば、ブログのテーマや目的によって、狙うべきキーワードがある程度、決まるのです。

POINT!
  • 来てほしい人物像(ペルソナ)を具体的にイメージする。

(2)キーワードを書き出してみる

キーワードを書き出してみる

次に、思いつく限りでいいので、キーワードを書き出してみましょう。

キーワードを書き出すとき、

  • ブログのターゲットはどんな人物か?
  • どんなキーワードで検索しそうか?

をイメージしながら考えると、キーワードが思い浮かべやすくなります。

例えば、先ほどの「30代独身男性向けのガジェットブログ」なら、

  • 「男 一人暮らし ガジェット」
  • 「買ってよかった もの 男 ガジェット」
  • 「一人暮らし 家電 男」
  • 「30代 独身 男 趣味」

こんな感じでキーワードを書き出していきましょう。

Attention!

ガジェットをあつかう場合は、「ガジェット」というキーワードよりも、「カメラ」や「パソコン」などのアイテム名、「go pro」とか「iPhone」などの製品名で検索されることが多いです。

ここでは具体例としてわかりやすくするために、「ガジェット」というキーワードを使っていますが、実際のブログ運営では、アイテム名や製品名のキーワードを洗い出していきましょう。

(3)キーワードを検索してみる

キーワードを検索してみる

次に、書き出したキーワードで実際にGoogle検索してみます。

たとえば、「男 一人暮らし ガジェット」で検索した結果がこちらです。

Googleの検索結果

検索結果の上位7位のメディアはこんな感じになっています。

  • 1位:インフルエンサーの個人ブログ
  • 2位:個人ブログ
  • 3位:個人ブログ
  • 4位:個人ブログ
  • 5位:インフルエンサーの個人ブログ
  • 6位:個人ブログ
  • 7位:ECサイト

検索結果で見るポイントは、「勝てそうか?」ということです。

例えば上の検索結果では、2位、3位、4位、6位あたりは中長期的に勝てる可能性があるので、「狙っていけそうだな」と判断します。

勝てそうか?否か?を判断するポイント

判断のポイントはこの3つ。

  • 上位をECサイトや企業サイトが独占していないか?
  • 個人ブログが上位にあるか?
  • 個人ブログでもインフルエンサーが運営しているブログか否か?

検索結果の1ページ目がAmazonや楽天などのECサイトとか、企業が運営しているページが独占していたら、新規参入の個人ブログに勝ち目はありません。

また、個人ブログでも、そのジャンルの有名人であるインフルエンサーが運営しているブログは、勝つのが不可能ではありませんが、かなり時間がかかるでしょう。

ECサイトでも企業サイトでもインフルエンサーでもない、普通の個人が運営しているブログなら、「勝ち目あり」と判断します。

企業が運営するサイトは運営者情報に会社名が書かれている

では、どうやって企業サイトやインフルエンサーかどうかを見分けるのか?

ウェブサイトの「運営者情報」をチェックしましょう。

企業が運営するウェブサイトの場合、上部のメニューや下部のフッターに、必ず運営者情報として、会社名が表示されています。

企業名が書かれていたら、「企業が運営するサイト」だと判断できます。

サイトのプロフィール欄からSNSをチェックする

インフルエンサーが運営するブログの場合は、プロフィール欄にTwitterやインスタグラム、YouTubeなどのSNSリンクがあります。

SNSリンクからSNSの情報をチェックしましょう。

ジャンルによって変わりますが、フォロワー数1万人以上はインフルエンサーに近いです。インフルエンサーのブログパワーは強力だと考えたほうがいいですね。

インフルエンサー以外の普通の個人ブログなら、十分勝てるチャンスはあります。

高田

ただし、すぐに検索上位を獲得するのはほぼ不可能です。時間がかかるし、諸々の条件をクリアーする必要があります。

POINT!
  • ECサイト、企業サイト、インフルエンサーが上位を独占しているキーワードは狙わない。

2.候補のキーワードを調べる

次に、候補のキーワードをツールで調べていきます。調べるときはラッコキーワードを使いましょう。

(1)サジェストキーワードを抽出する

サジェストキーワードを抽出する

無料でも利用できるキーワードリサーチツール「ラッコキーワード」は、Googleのサジェストキーワード※ や関連キーワードを一括で抽出してくれる非常に便利なツールです。

※Googleサジェストキーワードとは、Googleの検索窓に何か調べたいキーワードを入力したとき、自動的に表示される検索候補のこと。

ラッコキーワードでサジェストキーワードを一括抽出する

例えば、ラッコキーワードで「ガジェット」のサジェストキーワードを検索したら、811個ものサジェストキーワードが抽出されました↓↓

ラッコキーワードでのサジェストキーワード結果

こうしたツールを使うことで、自分の感覚だけでなく実際のデータに基づいてキーワードを抽出できます。

また、リサーチの抜け漏れを防ぐためにも、かならずツールを使うようにしましょう。

Q&Aサイトの情報も一覧で表示できる

また、Yahoo!知恵袋や教えて!gooといったQ&Aサイトの質問集も一覧で表示できます。

ラッコキーワードのA&Aサイト

Q&Aサイトをチェックすることで、新しいキーワードや記事ネタを発見できたり、ユーザーの悩みを理解できたりします。

高田

ラッコキーワードはほんとうに便利で、ブログ運営者必須のツールですね。

(2)検索ボリュームを調べる

検索ボリュームを調べる

つぎにGoogleキーワードプランナー ※でキーワード候補の検索ボリューム(1カ月間で検索された回数)を調べていきまましょう。

※ Googleキーワードプランナーは、広告を掲載するための入札単価とかキーワードごとの月間検索数を調べられるGoogleの無償ツール。

Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べる方法

手順
Googleキーワードプランナーにアクセスする
手順
Googleキーワードプランナーにログインする
Googleキーワードプランナーのログイン
  • 「キーワードプランナーを使ってみる」をクリックする。
手順
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックする
Googleキーワードプランナー
  • 「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックする。
手順
ラッコキーワードのキーワードリストをコピペする
ラッコキーワードからキーワードプランナーへコピペ
  • ラッコキーワードの画面上部にある「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックする。
  • コピーしたキーワードをキーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」に貼りつける
  • 「開始する」をクリックする。

クリックすると、キーワードの一覧が表示される。

手順
月間平均検索ボリュームの多い順に並べかえる
キーワードプランナー
  • 「月間平均検索ボリューム」をクリックして、検索ボリュームの多い順に並べかえる。
手順
キーワード一覧をダウンロードする
キーワードプランナーのダウンロード手順
  • 「ダウンロードボタン」をクリックする。
  • 表示された一覧から「Googleスプレッドシート」をクリックする。
手順
Googleスプレッドシートに保存する
Googleスプレッドシートに保存する
  • 適当なファイル名をつける。
  • 「ダウンロード」をクリックする。

お疲れさまでした。これでキーワードの一覧が保存できました。

3.キーワードの優先順位を決める

続いて、キーワードの優先順位を決めていきます。

(1)キーワード一覧を整理して分類する

キーワード一覧を整理して分類する

まず、先ほど保存したGoogleスプレッドシートを開くと、下のようにキーワードのデータが表示されていると思います。

ダウンロードしたキーワード一覧

これらのキーワードを整理して、分類していきましょう。

さきに結論から紹介しますが、整理・分類した結果、下のような感じで分類しました↓↓

キーワード一覧を分類した

どんなルールで分類したのか?そのポイントを解説します。

(2)キーワードを整理・分類するときのポイント4つ

キーワードを整理・分類するときのポイント4つ

分類するときのポイントは次の4つです。

  • 2~3語の複合キーワードを狙う
  • 検索ボリューム100~1,000回までのキーワードを基本的に狙う
  • 1キーワード1記事
  • 検索意図が近いものを同じ色でまとめ、狙わないキーワードはグレーアウトする

一つずつ見ていきます。

①2~3語の複合キーワードを狙う

例えば、下の2つのキーワードがあったとします。

  • 「ガジェット」→1語のキーワード
  • 「ガジェット 一人暮らし 男」→3語の複合キーワード

この2つのうち、狙うべきキーワードは「ガジェット 一人暮らし 男」です。

なぜなら、検索意図が明確だからです。

「ガジェット」という1語キーワードは、どんな意図で検索したの全くわかりませんよね。プレゼント向けのガジェットを探していた可能性もあるし、ガジェットの雑誌を探していた可能性もあります。

一方、「ガジェット 一人暮らし 男」の検索意図は明確です。

検索意図は、「一人暮らしをしている男性向けのガジェットを探している」です。検索意図がわかれば、あとは記事を書くだけですよね。

そう、”一人暮らしの男性におすすめのガジェットを紹介する記事”を書けばいいのです。

POINT!
  • 検索意図を理解しやすいキーワードは3語キーワードが基本。

なお、検索意図の探し方については、下の記事でも詳しく解説しています↓↓

②検索ボリューム100~1,000回までのキーワードを基本的に狙う

私たちのような個人メディアが狙うのは、「月間平均検索回数100~1,000回」の複合キーワードです。

このくらいのボリュームのキーワードなら、上位表示を狙えるキーワードも比較的ありますし、上位表示できれば成約につながりやすいです。

検索数100回以下のキーワードは、上位は取りやすいけど、アクセスが少ない。1,000回以上のキーワードは、ライバルが強く、新規参入の個人ブログが狙っても勝てる見込みが少ないです。

高田

検索回数100~1,000回のキーワードが個人メディアの主戦場だと覚えておきましょう。

③1キーワード1記事

Googleは1つのキーワードで複数の記事を書いた場合、重複とみなします。よって、「1つのキーワードで書けるのは1記事だけ」と覚えておきましょう。

例を出します。

<NGの例>

・「ガジェット 一人暮らし 男」というキーワードを使って

 ①「一人暮らしでおすすめのガジェット20選」
 ②「一人暮らしなら買っておきたいおすすめガジェットランキングBEST10」

という2つの記事を書いた。

上の例のように、同じキーワードを使って2つの似たような記事を書くのはNGということです。

正確に言うと、
「書くのはOKですが、Googleから重複とみなされて、どちらか1つの記事しか検索エンジンに登録されない。なので、書くだけ無駄」です。

また、【ブログの記事】9種類のタイプ別特徴とメリット、デメリット 解説したように、記事のタイプを変える事も意識したほうがいいですね。

「1キーワード、1記事」の原則を守りましょう。

検索意図が近いものを同じ色でまとめ、狙わないキーワードはグレーアウトする

これは分類するときのちょっとしたコツです。

検索意図が近いものを同じ色でまとめていくと後で見やすくなります。

また、分類しているときに狙わない(記事を書かない)キーワードも数多く出てくると思うので、使わないものはグレーなどで塗りつぶしておきましょう。管理しやすくなりますよ。

お疲れさまでした!
これでキーワードの選定が終わりました。この後は選定したキーワードをもとに記事を書いていきましょう。

4.キーワードをもとに記事を書く

キーワード選定が終わったら、キーワードをもとに記事を書いていきましょう。

記事の作成は次の3つのステップを踏みます。

  • リサーチする
  • 構成案をつくる
  • 記事を執筆する

リサーチのやり方については、下の記事で解説しています↓↓

構成案の作り方は下の記事で解説しています↓↓

記事を書くまでの手順については、下の記事で解説しています↓↓

まとめ

今回は基本的なキーワード選定のやり方について解説しました。

ここで紹介した考え方や手順が「基本」です。まずはここで紹介した4つのステップをマスターしましょう。

基礎的なキーワード選定をマスターしたら、次は応用編ですね。実践レベルで成果を挙げるために、より具体的なキーワード戦略やSEOノウハウを下の記事で解説していますので、こちらをご覧ください↓↓

<スモールキーワード・マイクロキーワード戦略>

<ずらしキーワードでライバルと争わずに成果を挙げる方法>

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