- 初心者が特化ブログで失敗する理由
- 初心者に特化ブログをおすすめしない理由
- 初心者が始めるべきブログとは?
- 特化ブログと雑記ブログの違い、メリット・デメリット
ブログをこれから始める人が悩むことの一つが、「特化ブログにすべきか?雑記ブログにすべきか?」ですよね。私も最初、悩みました。
結論から言うと、「初心者は3つぐらいのジャンルでブログをスタートして、後から絞っていくべき」と私は考えています。
ではなぜ、私がそう考えているのか?その理由を今回は解説していきます。
この記事を読めば、初心者が特化ブログで失敗する理由だけでなく、どんなブログから始めていけばいいのか?がわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、個人ブログの差別化する方法については、「個人ブログが企業サイトと差別化するための5つのポイント」で解説しているので、こちらをご覧ください。
高田(管理人)
ブログ歴7年のベテラン。2015年にうつ病で会社を退職後、一念発起して独立。趣味はサッカー、将棋、自転車旅。アフィリエイト最高月収890万円。
1.初心者が特化ブログで失敗する理由
結論から言います。初心者が特化ブログで失敗する理由のほとんどが、
「続かないから」
です。
その理由は3つあります。
①ネタ切れになるから
ニッチなテーマで特化ブログを作ると、高い確率でネタ切れになります。その理由はニーズが少ないから。ネタも検索キーワードも少なくて、話題がひろがっていかないんですよね。
例えば、「銀行員の転職」とか「モバイルバッテリー専門のガジェット」なんていうテーマでブログを作ると、30記事ぐらいでだいたいネタ切れします。
ブログの成功要因は、「継続」です。ネタ切れになったら、絶対に続かないし、稼げません。
②面白くないから
これも初心者の時期によくありがちなんですが、「稼げる」という理由だけで1つのジャンルを選んだものの、そのジャンルに興味がないから、記事を書いてても面白くないんですよね。もっと言えば、記事を書くのが苦痛になってくるんです。
記事を書くのが苦痛になったら、長くは続きません。
私も初心者の頃、興味もないのにSIMカードの特化ブログを作って大失敗した経験があります。
記事を書くのが苦痛で早く終わりたいから、ネットで調べた情報をパパっとまとめただけの”やっつけ記事”を量産するようになります。
やっつけ記事では、読者からもGoogleからも評価されませんね。
③稼げないから
自分が好きなジャンルで特化ブログを作る人も数多くいます。が、稼げないからやめてしまう人も数多く見てきました。
なぜ稼げないのか?
その理由は、ブログ初心者は次のようなブログ運営のノウハウがまだ足りていないからです。
- キーワード選定のコツ
- 記事の作り方のコツ
- 自分の得意パターン
ノウハウがない状態で、いきなり特化ブログを作っても、なかなかうまくいきません。記事を書いても書いても稼げずに、心が折れてやめていってしまいます。
【あわせて読みたい】基本の4ステップ!SEOキーワード選定の手順(具体例つき)
ブログを始める人は、「稼ぎたい」とか「今の生活を変えたい」と思って始める人がほとんどです。やっぱり稼げないと続けられません。
2.初心者は複数ジャンルのブログから始めよう
私がおすすめしているのは、最初は3つぐらいのジャンルを選んでブログをスタートすることです。
最初はとにかく記事を書きまくる
3つのジャンルがあれば、ネタ切れになる心配も少ないですし、いろいろなネタでいろいろな記事のパターンを試せます。
最初はとにかく記事を書きまくってみましょう。
失敗しても大丈夫です。後で修正できるし、最悪削除してもOKです。私もブログ初期に書いた記事を大量に削除したことがあります。
こうやって記事をたくさん書いていくうちに、
- こういうネタは書いていて面白い or つまらない
- こういう記事は書きやすい or 書きにくい
- これは得意 or 不得意
- こんな体験談を書いたら読者の反応が良かった or 悪かった
- このキーワードで記事を書いたら稼げた or 稼げなかった
など、小さな成功体験と失敗体験が積みかさなってきます。
後から1つに絞って、”特化ブログ”にする
100記事ぐらい書くと、自分の好みのジャンルや得意パターンがわかってきます。わかったら、そのジャンルに絞って特化していけばいいのです。
例えば、こんな感じです。
<例1>
主婦のAさんは興味のある「ドラマ、節約術、ファッション」のジャンルでブログをスタート。
→ドラマの記事が一番楽しく、アクセスも集まったので、ドラマに特化した。
<例2>
サラリーマンのBさんは趣味の「ガジェット、釣り、バイク」のジャンルでブログをスタート。
→テレワークで自宅をオフィス化するおすすめガジェットを紹介した記事が大当たり。ガジェットに手応えを感じたBさんは、ガジェットに特化した。
こんな感じで最初は少し広めのジャンルにして、後から1つに絞っていきましょう。
1つにジャンルを絞ったとき、他のジャンルの既存記事は消した方がいい?
例えば、最初3つのジャンルでスタートして、後から1つのジャンルに絞った場合、
「使わなくなったジャンルのすでに書いた記事を消すべきか?」
という疑問がわくと思います。
その答えは、「消したほうがいい記事を消して、残したほうがいい記事を残す」です。
消した方がいい記事
- 検索上位でない
- アクセスがほとんどない
- 被リンクがない
- 売れない
これらの記事はブログに良い影響を与えていないので、消しましょう。
残した方がいい記事
- 検索上位
- 定期的にアクセスがある
- 被リンクを獲得している
- SNSでバズった
- 収益がある
これらの記事は、ブログに良い影響を与えているので、残しておきましょう。
なお、具体的なジャンルの選び方のコツは、下の記事で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてください↓↓
3.特化ブログと雑記ブログの違い
最後におさらいとして、特化ブログと雑記ブログの違いを振り返っておきましょう。
特化ブログとは?
特化ブログとは、1つのジャンル、1つのテーマに絞ったブログのことです。
例1
- ガジェット
- 映画
- 書籍
- 転職
- 婚活
- 恋愛
- メンズ美容
もう少しテーマを絞った(ニッチな)ジャンルもあります。
例2
- 銀行員の転職
- モバイルバッテリー専門ガジェット
- 海外オフショア投資
- バツイチ専門の恋愛
- 東欧雑貨
雑記ブログとは?
雑記ブログとは、テーマを限定しないブログです。その時のトレンドや、その時の興味関心に従って記事を書くスタイルです。
例
- 「旅とグルメ、ときどきビジネス」40代ダメリーマンの徒然日記
- 「日刊ゲンジツ」〜今話題のトピックを斬る〜
1つに特化した専門性があるか?ないか?が特化と雑記の違いです。
4.特化ブログと雑記ブログのメリット、デメリット
あと一つだけ。特化ブログと雑記ブログのメリット、デメリットを振り返って、この記事を終わりとします。
特化ブログのメリット
- SEOで評価されやすい
- 専門性を高められる
- 稼ぎやすい
「稼ぎやすい」について、補足しておきます。
特化ブログはテーマに共通点があるので、関連するすべての記事から1つの収益記事に内部リンクを貼って、収益記事に誘導できます。
1つの収益記事にアクセスを集めることで、1つの広告に特化して成果を伸ばせます。成果を伸ばすと、ASPから特別単価をもらえたり、広告主から直接契約をしてもらえるでしょう。ここまでくると、収益が爆発的に伸びていくのです。
【あわせて読みたい】コツは5つ!アフィリエイト案件の選び方と注意点
また、Googleは「専門性」を評価の基準としてしています。これは、専門特化しているサイトの方が検索上位に表示されやすいことを意味します。
検索上位に表示されれば、アクセスが増えます。アクセスが増えれば、当然、稼ぎやすくなります。これが、「特化ブログは稼ぎやすい」の主な理由です。
特化ブログのデメリット
- 同じテーマなので飽きやすい
- テーマにニーズがないと稼げない
特化ブログでよくある悲壮が、「ニッチなジャンルに特化したものの、ほとんどアクセスが来ないし、稼げない」というものです。
「ブログ弱者が狙うべき「スモールキーワード・マイクロキーワード戦略」」で解説しましたが、あまりにもニッチなジャンルでブログを作ってしまうと、ニーズが小さすぎて失敗します。
例えば、「チェイスタグ」というフランス発祥のスポーツがありますが、このスポーツについて知っている人は日本にはほとんどいません。
実際、「チェイスタグ」の1語キーワードですら、月間検索回数が100回〜1,000回です。これじゃ市場のボリュームが小さすぎて稼げません。
このように特化ブログはジャンル選びを間違えると、悲惨な結果に終わる可能性があります。
雑記ブログのメリット
- 好きなテーマで記事を書ける
- 気軽な気持ちでブログを運営できる
雑記ブログはテーマを決めていないから、その時の気分や時流にあわせて記事ネタを変えていける柔軟性がありますよね。
自分のライフログとしても、気軽に記事を書けるので、飽きずに趣味としてずっと続けていける強みがあります。
雑記ブログのデメリット
- 専門性が上がらない
- SEOの評価が上がりづらい
やはり稼ぎづらいのが最大のデメリットですね。Googleに評価されづらいですし、ジャンルが幅広すぎて、ファンも獲得しづらいです。
まとめ:とにかく始めてみよう
今回は初心者が特化ブログで失敗する理由と、どんなブログからスタートすべきかについて解説しました。
私が主張したいのは、「まず行動してみよう」ということです。とにかくブログを作って、記事をたくさん書いてみないと、自分にピッタリのジャンルは見つかりません。
私もブログを始めた当初、ごちゃまぜの雑記ブログからスタートしました。私が始めた2015年当時は、今ほど「専門性」が重要視されていなかったので、とにかく気の向くままに、いろんなジャンルの記事を書いて書いて書きまくっていました。
例えば、
パソコン関連、SIMカード、ドラマ、映画、アニメ、髪型、ファッション、書籍、政治・経済、旅行、イベント、新スポット情報、自然災害などなど。
今はさすがにこんなメチャクチャな雑記ブログは作れませんが(笑)
でも、いろんな記事を書いたからこそ、自分の得手不得手、好き嫌いが見えたのです。この経験をもとに、特化ブログを作っていくことで成果を挙げることができました。
だから、まずは軽い気持ちでいいので、ブログを立ち上げて、記事を書いてみましょう。頭で悩んでいるよりも、自分で体験したほうが何倍も良い経験になりますし、成果が出るまでの速度も早くなりますよ。
ブログをまだ立ち上げていない方は、ブログの作り方の手順を下の記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧くださ↓↓
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